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story7 ページ8
コンコンッ
誰かがドアをノックする。
「…花野A先輩…、いますか」
私の名前を呼ぶ声に顔を上げれば、
まさかの彼が立っていた。
『え…？』
「１年の赤葦京治っていいます。」
「A先輩ですよね…？」
『は、はい…そうですけど』
必死に平然を装う。やばい、顔が熱い…。
「お勉強中にすみません。少しお時間いただけませんか」
彼はただ真っ直ぐ私を見て言った。
お願い、それ以上見ないで…！
『ひゃい』
あ、噛んでしまったぁあああっ！
恥ずかしすぎて倒れそう。
彼は、ふふ、と笑って
「…ありがとうございます。じゃあ校舎裏で待ってます」
そう言うと、すたすたと歩いて行った。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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作者名：凛夏 | 作成日時：2019年8月11日 15時
