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story15 ページ16

?「A…?」


私を呼ぶ聞き慣れた声の主は、

幼馴染の秋紀だった。


「ちょっと…お前、何してんの…?」


こちらへ駆け寄ってきた秋紀は、

傘を差し出してくれた。


「…何かあったんだろ?

話、聞くから。

風邪ひくから、取り敢えず俺の家行くぞ。」


『秋紀…ありがとう』



私は秋紀に言われるがまま、ついて行った。


道の途中、秋紀は私の肩を優しくさすりながら、黙って隣を歩いてくれた。








でも、この時は、

まさか“あの人”が見ていたなんて、思ってもいなかった。

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作者名:凛夏 | 作成日時:2019年8月11日 15時

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