浅沼さんの彼女は人気声優 【男性声優】【浅沼晋太郎】

． ページ41

．



遅めの朝を迎え



『おはよ』



浅沼｢ん、はよ｣


『私お風呂に入ってくるね』


浅沼｢行く……｣


『じゃあ一緒に行こ(笑)』



大浴場に入り、朝だと女湯と男湯が逆ですごく新鮮で夜の景色も見てみたかったな、なんて思ったりして



朝起きて2人で出てきた朝食を食べて




チェックアウトを済まし、




海が綺麗に見える展望台だったりを歩いて散策したりして



街の人とお話したりして美味しいお土産やさんを探したりして




電車に乗った。




もうこの旅は終わるんだ、突然だったけど早かったな




なんて思いつつ、




『楽しかった(笑) また行きたいね』




浅沼｢まだね、寄るところがあるんだけど｣




『えっ、何』




田舎から都内へ帰ってきたかと思うと家の最寄りを通り過ぎ向かった先は




夢の国で、




実は温泉と同じくらい夢の国が好きなんです……




家でそのアニメーションや映画を2人で見ることもしばしばあった



声の王子様に晋太郎さんが出る時は正直自分の事のように嬉しかった。



『でも、今日晋太郎さん疲れてるんじゃない？』




浅沼｢今回はこっち｣




引っ張られてついてっいったら、




海賊のアトラクションに併設されたレストランで、




いつかあそこで食事したいなって言ってたところ




『ありがとう(笑)


昨日と今日、行きたいところに連れてってくれて』



浅沼｢いつも行けない分無理やり2日でキュッとしちゃったけどね(笑)｣




ご飯を食べ進めていくと




キャストさんが”おめでとうございます”と言われ




Happy Birthdayと書かれたケーキが出てきた




『えっ、嘘……ッ』



行きたかったレストランで大切な人から貰うケーキに喜ばないはずがなく



浅沼｢そう、厳密に言うと明日誕生日だけど(笑)｣





浅沼｢誕生日おめでとう｣




『覚えててくれて嬉しい(笑)




ありがとう(笑)』



浅沼｢いえいえ｣



最高の思い出になる



＿



食べ終わって、お城の目の前のベンチに座った




『昨日と今日でまる2日、ほんとにサプライズだったし…大好きな所で大好きな人に誕生日を祝ってもらえて、行きたかった場所に連れて行ってくれて(笑)


方向音痴な癖に(笑)』


浅沼｢方向音痴はよけいだわ(笑)｣



『ありがとう』



浅沼｢こちらこそ喜ぶ姿を見れて超嬉しい、明日だけど



改めて誕生日おめでとう









そして僕と結婚してください。｣




．

．→←．

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す