恋に恋する一途な乙女 【我妻善逸】

#13 ページ16

A「こんばんは…休息のため来たのですが…」

善「お化けっ…お化けだ」

炭「こらっ!!」

A「何言ってるの!!」

婆「鬼狩り様でございますねどうぞ…」

家に入るとご飯、布団が用意されていた

婆「お食事で御座います…
お布団で御座います…」

善「妖怪だよあの婆さん妖怪だ早いもん異様に妖怪だよ」

「妖怪婆…」

ごちん

善逸に炭治郎の拳が飛んだ

鴉の話ではこの藤の花の家紋の家は鬼狩りに命を救われた
一族であり鬼狩りであれば無償で尽くしてくれるそうだ
お婆さんは医者も呼んでくれた

炭「四人共肋が折れているとはな…」

A「痛い…」

伊「コブが痛ェ…」

炭「ごめん…」

炭治郎は謝罪したが伊之助は善逸とAに謝罪していない

善「謝れよ」

伊「断る」

A「謝って」

伊「断る」

炭「謝るんだ」

伊「断る」

そして伊之助は食べ方がめっぽう汚く
何かにつけて炭治郎を挑発するが

炭「そんなにお腹が空いているならこれも食べていいぞ」

全く挑発出来なかった

炭治郎の長男パワーって凄いなぁ…

善「……炭治郎誰も聞かないから俺が聞くけどさ
鬼を連れているのはどういうことなんだ？」

A「それ…私も聞きたかった」

炭「!! 善逸…A…わかっててかばってくれたんだな…
善逸とAは本当にいい奴だなありがとう」

善「おまっ！そんな褒めても仕方ねえぞ!!うふふっ」

A「だって炭治郎の大切なものだからさ！」

炭「俺は鼻が利くんだ最初からわかってたよ
善逸とAが優しいのも強いのも」

善「いや強くわねぇよふざけんなよ」

A「いや善逸は強いよ？」

炭「……」

善「……」

A「……」

ｶﾀｶﾀ

すると炭治郎の箱の中から音がした

善「うわっうわっえっ？出てこようとしてる!!」

A「大丈夫なの…？出てきても…」

炭「大丈夫だ」

善「何が大丈夫なの!?ねぇ!?ねぇ!?」

炭「ｼｰｰｯ夜中なんだぞ善逸…………！」

伊之助はﾎﾞｹｰっとしていて気づいていない

ギィィ

すると扉が開いた

善「ｷｬｰｰｯ鍵かかってないんかい!!ままま守って!!
俺を守って!!伊之助でもいいから！」

伊「こっち来んな!!」

善「ｷﾞｬｳｯ」

ﾍﾟﾀ ﾋｮｺ

箱の中から可愛い竹を咥えた女の子が出てきた

善「へ？」

A「ｶﾜｲｲ…この子本当に鬼なの…？」

炭「禰豆子！禰豆子は俺の……」

善「炭治郎…お前……」

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