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デンジャラスデイズ-13 ページ13

Aside

A「はぁ、はぁ…

おぐれでずみまぜんん…。」




泉「六分遅刻!!」


そう言いながら泉先輩は、やっとの思いで草むしりを終えくたくたな私にずんずん近付いてくる。



A「ぴぇっ…。」


あぁ、これはねちねちタイムの始まりの予兆…。


くぅ…やっとの思いで草むしりを終わらせて、ここに来たのにぃ…人生ってやっぱり楽じゃないぃ…。




…いや、諦めちゃダメ、最後くらいはねちねち攻撃を回避するんだ頑張れ私!


A「もぅっ!そんくらい許してくださいよこのけちワカメぇ!!

てことで、練習始めます!!」


泉「茎ワカメのイントネーションで言うなこのあばずれぇ!!


…まぁ、今回はやる気はあるみたいだし水に流してあげ無くもないけどぉ…。」


最初に愚痴を捲し立て練習に持ってく戦法で、なんとかねちねち攻撃を可憐に回避した私。



ちなみに、数ヵ月くらいいたけどこれが始めての自力での回避成功ですねわぁびっくり。



…あれ、もしかして泉先輩気を遣ってくれたのかな。




まぁなんにせよ、勝ったものは勝ったしと始めての勝利?に歓喜していた束の間、私はあることに気づいた。








A「泉先輩、凛月君は…?」


泉「…

まだ、だねぇ。」


そう言いながら、こちらを同情の念を全面に押し出した表情でこちらを見てくる泉先輩。


まるで「日頃の行いが悪かったんだねぇ…御愁傷様ぁ。」とでも言っているよう。





…なんでだろう、泉先輩にだけは言われたくない気がする。



けど、凛月君が来てないのは事実な訳で…うぅんショック。


でも、まだ始まったばっかで終わりまで2時間あるし、少ししたら来てくれるよね!

ーーー
ーー


嵐「…Aちゃん、少し前からずっとドアの方を気にしてるか下を向いてるかだけど、何かあったのォ?

それとも、もしかして今日って何かあったりするのかしらァ…?」



そう言いながら、休憩中に心配そうな顔で声をかけてきてくれた嵐ちゃん。


う〜ん、心配かけたい訳じゃないのに…しかも迷惑だよね…。

と言うか、嵐ちゃん勘が鋭いな。





…うん、しょげてても仕方ないね。

だって事前に言ってあったし、来ないってことはきっと“そう言うこと”だったってこと。


A「心配してくれてありがと、ちょっと急におへそがちゃんとあるか気になってさぁ?」

嵐「…心配して損したわァ。」


A「えっ酷いn(ガチャッ



…ん?」





音がした方を見ると、そこには___

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作者名:アカサ。 | 作成日時:2021年3月29日 14時

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