Never Cross Triangle

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川上side


対光反射が弱くなってきて意識レベルも下がってきている


心タンポナーデも起こしてるかもしれない



藍沢、早く来て


あのコンビネーションは2人揃わないとできないでしょう


そんなことを考えながらのバッグを揉んでいると


「悪い、A、待たせた」



「藍沢遅い


　よし、やるよ」



「あぁ、冴島いけるな？」



「はい」



「恵はここにいちゃだめでしょう？」




私がそう言うと



「え？だって…」



「恵、今現場は指揮官を求めてる


　それはただ単の指揮官じゃなくてたくさんの命を助ける方法を知っている指揮官


　それは救命のスタッフリーダーの恵にしかできないことなんじゃないの？


　こっちは大丈夫


　なんたってあの藍沢の川上がいるんだから


　ほら、早く行って」


「わかった、あとはよろしく」



恵は今ここにつきっきりになっている訳にはいかない


私と藍沢なら大丈夫



よし、やりますか

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