年下アイドルの恐ろしさ。

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『 っ！！ありえない！！あのくそがき！！ 』



外に出て取り敢えず家まで歩く。

外の冷たい空気に当たって、少し冷静になれば



確かに他の子に失礼だよなあ。とか、
みんないたのに、空気悪くしちゃったなあ。とか、
ああもう、本当に格好悪いなあ。って思いが溢れて来て。


その場にしゃがみ込んで、涙が溢れて来て
情けなくて、

取り敢えず早苗に

“ ごめん！私は大丈夫だからご飯楽しんでね！”

とLINEした。



少し冷静になって、家までの道を歩く。




「 ねえ、 お姉さん大丈夫？
寒いし、一緒にどっか行く ？ 」




変な男2人組が話しかけて来て、
ああ 、 HiHiJets のほうがイケメン。とか考えて。




『 、、、 やだ 。 もう家着くし大丈夫。 』


「 いや 、 そんなオシャレな格好してさ
可愛いからさ！一緒行こうよ！ 」


『 やだってば 、、 ！ 』





両側を男2人に固められて。

ああもう、うざい。


『 いい加減に、、っ、 はな せ っ ！ 』


ジタバタ暴れても力では勝てない。

ああもう、だるい。
あったかい所連れてってくれるならいいかな。

とか馬鹿なことを考えてたら、




『 、、うわっ 。 』




急に後ろから引っ張られて男から引き離されれば

誰かに後ろから抱き締められる。





猪「 うん 。 可愛いよねこの格好。
俺の為にオシャレしたんじゃないの？ 」





後ろから感じるのは、

大好きな声と 、 大好きな匂い。






『 なんで 、 、。 』


猪「 、、、帰り道。 」





男の人たちは 帰って行って、


素直になれない自分と、このクソガキに


また涙が溢れてきた。



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