年下アイドルの恐ろしさ。〜2nd〜

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猪狩くんの騒動は、見たくなくて携帯を閉じて。


気付けば朝。






『 仕事 、、 。 行かなきゃ 。 』





こんな日でも 、 時間はしっかり進んでて。









早「 、、、顔色最悪だよ 。 」



『 だって、、、。 』







職場では早苗に心配かけっぱなしで。






『 お客様 、 こちらの口座なのですが、、 』


「 、、、大丈夫ですか？ 顔色すごく悪いですけど。 」


『 、、、 っ すみません 。 』


「 僕は 、ゆっくりで大丈夫ですよ。 」






にこりと笑う 優しそうな男性のお客様 。




この人も、、、浮気とかすんのかな 。


なんて めちゃくちゃ失礼な事を考えていれば






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『 、、、 どこ 。 』




「 あ 、 気が付きましたか ？ 」









気付けば さっきのお客様 が目の前に居て。


病院 、、、？








“ 貧血です。 ”






と 一言お医者様から言われて。






「 俺の接客中に倒れるんで、 職場の人が救急車呼んで 仕事の人は 手空いてなかったので 俺が同席しました 。 見ず知らずの奴ですみません。 」






『 いえ 、、、 ご迷惑をおかけしました。 』






「 具合良くなったら帰っていいみたいですけど、 まだ 俺も時間余裕なんで もう少し休んでても大丈夫ですよ ？ 」









優しく笑う この人を見て 、



なんかどこかで見たことあるなあ 。



なんて思って 。









『 、、、 中村 海人くんですか ？ 』




中「 ええ！！！ 知ってるの！？ 」




『 ええ 、 何回も拝見してます 。 』




中「 、、、 この歳になってもデビューできてないけど。 知ってもらえてるのは嬉しいなあ。 」




『 、、、ダンスがすごく上手で 、、 舞台での演技だって、 素敵だと思います 。 』








トラジャの 、 中村海人くんでした。



ああ、、なんでジャニーズに縁があるのかなあ。









中「 ジャニーズのファンなんですか？ 」




Jr.の俺のことも知ってくれてるなんて、
すごく熱心なファンじゃないんですか？



って 優しく微笑んでくれる中村くん。







『 猪狩蒼弥の、、彼女です、、。 』


中「 、、、それは 猪狩のファンってことかなあ？(笑) 」



『 いや、、そういうファンじゃなくて(笑) 』





私は 中村くんに全てを話した。







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