二十七話 ページ34
それからと言うものの神も人類も言葉を失っていた。
激しい能力のぶつかり合い、目で追えないほど早いものだった。
レイン『ははっ!・・少しだが弱ってきたんじゃねぇのか?!』
『貴方も人のこといえないでしょ?!』
アリシアは昔の事を思い出していた。
大陸を破壊した女・・・それはレインとの闘いのせいだった。その時はまだ能力も今のようには扱えていなかったから。
走馬灯かはわからない。一気に昔の事を思い出した。忘れたかったあの日々を
________________
(アリシアの過去です)
母『近寄らないで!!』
アリシアは物心ついた時から酷い扱いを受けていた。能力とこの体質のせいだった。なんでも作り出してしまう能力。首を切っても心臓を刺しても再生し続けるこの体。
『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい』
「きっとあの子呪われているのよ」
「恐ろしい・・・さっさとここから出てけ!!」
他の人もアリシアを庇おうだなんてしなかった。庇うなんてバカな事したらこっちまでもが呪いの子と呼ばれてしまうから。
『(こんな物・・・自分から望んだ物じゃ無いのに!!)』
この時まだアリシアは5歳だった。
それから2年後・・・弟、レインが生まれた
『・・・可愛い』
触ろうとしたその時
バチンッ!
母『その呪われた手でレインを触らないで!!』
母に叩かれたのだ。
『ごめん・・・なさい』
弟にも触る事を許されない。アリシアはその事にひどく絶望した。
それから村を出たアリシアは時々戻ってくるもののほとんどは森ですごした。
15歳の時の事だアリシアの母は罪を犯し追われていた。レインを抱いて。
そこに
『お母さん?』
母『アリシア?!お願いもう貴方に託すしかないの!今まで散々酷い事してきて言うのもあれかもしれない!けど!』
『まってまって状況が上手く理解できない』
アリシアは状況が上手く理解できなかった。それもそうだ急に母が喋りかけてきたのだから。
母『今私追われているの!レインもなの!レインは何も関係ないんだけど、それで・・・ゲホッ』
母は急に血を吐いた。
『お母さん?!』
母『ごめんね・・傷から血が。託すって言うのはねレインの面倒を見てほしいの』
『私は全然いいけど。お母さん血が!!』
__________________
ここで一旦きります!
109人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
伊織(プロフ) - 差し出がましいのですがカラスの名前は白いのが「フギン」黒いのが「ムニン」です! (2023年1月29日 18時) (レス) @page21 id: f7b48c76f8 (このIDを非表示/違反報告)
憑喪姫(プロフ) - 名前は固定ですか(´TωT`) (2022年5月14日 11時) (レス) @page2 id: a6e4edb5ec (このIDを非表示/違反報告)
密ひっちゃん(プロフ) - 始皇帝との絡みてぇてぇ(拝み) (2021年12月26日 23時) (レス) @page23 id: 7184d5a9cb (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん - 個人的には番外編として全部見たいです (2021年12月15日 11時) (レス) @page9 id: 77b32cf51f (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん - 素晴らしい作品ですね!お体に気を付けながらも更新頑張って下さいね! (2021年12月14日 10時) (レス) id: 77b32cf51f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:零 | 作成日時:2021年11月18日 20時