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十六話 ページ22

アリシア視点




『はぁ、本当嫌になる。どんどん私の出番が近くなっているのも・・・弟を・・・レインを倒さなければいけない時が近くなるのも・・・』





弱々しく言った。
アリシアは時々一人で弱音を吐いていた。人前では強気でいたり優しくしていたりしているがそれなりにストレスも溜まるし、悲しくなってくるものだから。




??『?アリシアではないか!久しいな!!』




そこに現れたのは




『始皇帝?あぁ〜そうでした。貴方は確か人類代表でしたね』




始皇帝『そうだ!それに大丈夫か?泣いていたようだが』




『?!聞いていたんですか?!』




始皇帝『聞いていたのも何も・・・泣いているぞ?』




『はっ、?』



始皇帝『その言い方では気づいていなかったようだな。仕方ない』





ギュッ←(抱きしめる音)



始皇帝『辛いことがあるのであれば朕に言え。言えないのであればこうやって抱きしめてやる』




『ははっ、相変わらずのグスッ・・・上から目線の言葉ですね・・・グスッ』



始皇帝『ははっ!そんな事言われても朕はなんとも思わんぞ!ほれ泣け泣け!』




『グスッ・・・あぁっ!グスッあぁあぁぁぁ!!』







アリシアは始皇帝の胸の中で泣いた。今まで人の前で泣いたのは数え切れない程昔のこと。何故こんなに泣けるのか自分でも解らないほどに・・・・・・





始皇帝『おさまったか?』




『えぇグスッありがとうございます。すいませんグスッ不甲斐ないところを見せてしまいました』




始皇帝『まだまだのようだな。まぁこれくらい治れば問題ないか!・・・弟の事で泣いていたのか?話には聞いているが』




『えぇグスッ私が殺さなければならない相手です。私は!グスッそんな事グスッできないっっっ!グスッ』




始皇帝『・・・朕には解らんが苦しいんだろう?さっき言ったとうりだいてやる事ぐらいはできる。辛くなったら朕に言え』




『えぇ、そうさせていただきます。それより何故ここへ?自分の部屋で待っているのでは?』




始皇帝『それがだな!つまらんくなって出てきたのだ!』




『バカですか?ほら部屋に行きますよ。案内しますから』





始皇帝『好!それはありがたい!!』




『私の事を気にかけてくれて、泣いているのにも関わらずずっと抱きしめていてくれましたからね。これくらいしなければ』



__________________
私が始皇帝との絡みを入れたかっただけです。

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伊織(プロフ) - 差し出がましいのですがカラスの名前は白いのが「フギン」黒いのが「ムニン」です! (2023年1月29日 18時) (レス) @page21 id: f7b48c76f8 (このIDを非表示/違反報告)
憑喪姫(プロフ) - 名前は固定ですか(´TωT`) (2022年5月14日 11時) (レス) @page2 id: a6e4edb5ec (このIDを非表示/違反報告)
密ひっちゃん(プロフ) - 始皇帝との絡みてぇてぇ(拝み) (2021年12月26日 23時) (レス) @page23 id: 7184d5a9cb (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん - 個人的には番外編として全部見たいです (2021年12月15日 11時) (レス) @page9 id: 77b32cf51f (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん - 素晴らしい作品ですね!お体に気を付けながらも更新頑張って下さいね! (2021年12月14日 10時) (レス) id: 77b32cf51f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年11月18日 20時

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