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１６ JM ページ16
ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ
勢いよく扉が開けば
｢ジミナ〜、グク〜、｣
と叫ぶテヒョンが入ってきて、
ホビ先生に怒られている。
｢グク、調子悪いの？｣
A先生に尋ねるテヒョンは
そんなに近くなくても見えるのにと思うくらい
A先生に顔を近づける。
｢熱がね〜。
なかなか下がらないね〜。これは上がるわ…。｣
まるで我が子を抱くようにグクの頭を撫でる先生。
グクをベットに寝かしつけ、
点滴をチェックしたら思い出したかのように
｢あと2時間後、透析だから逃げんなよ｣
とテヒョンに言った。
透析はテヒョナの命をつなぐものでもあるが
テヒョナの体を蝕むものでもある。
何年しても副作用に悩まされるから
何回も逃げる常習犯になった。
｢僕が見てるね｣
こいつには俺がついてるから大丈夫!!!!と
親指を立てておいた。
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作者名：hinatabocco | 作成日時：2019年5月6日 20時
