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「退院」
僕には夢のまた夢。
でも、ジミンは退院する。
悲しい。寂しい。嬉しい。
色んな感情で沢山泣いた。
その度A先生は抱きしめてくれた。
でも、1度も羨ましい、ずるい、なんて思わなかった。
きっとジミンは僕に申し訳なく思ってる。
ジミンはジミンなりの苦しみがあったはずなのに、
いつも僕を守ってくれる。
でも、その背中はいつも泣いていた。
「よし、サプライズで泣かせてやる!!!」
そう決まればA先生とホソク先生を存分に使って
とびきりいいやつを作ってやる。
患者や通院をしているジミンの知り合いは容易にクリア。
でも、いつも忙しそうなナースやお医者さんは
少し申し訳なかった。
でも、そんな事気にする必要ない、とA先生を始め
皆が「テヒョナとジミナの為なら〜」なんて言って
協力してくれた。
病院から出れないから外の世界の人たちには
Aヌナが渡しに行ってくれた。
写真は園長とランさんが集めてくれた。
アルバムやペン、マスキングテープ、色画用紙は
ホソク先生が買ってきてくれた。
皆の優しさに少しだけ泣いたのは
僕とユンギヒョンとグクだけの秘密。
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キキ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2019年5月9日 20時) (レス) id: 1808159cfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:hinatabocco | 作成日時:2019年5月6日 20時