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前世の記憶 ページ8

侑愛side



少ししたから見つめる涼くんの姿。それは、私の記憶の中にある、知念侑李の記憶に残っている



山田涼介の姿にそっくりだった。



前世でみんなを残して一人先に旅立った私。今、私の体が弱いのは前世の遺伝なのだろう。
幼い頃から喘息に悩み続けている私が中学で出会った涼くん。涼くんは、ずっと私に寄り添ってくれていた。




悲しいことというと、宏ちゃんに、前世の記憶が無いこと。きっと、宏ちゃんは、Hey! Say! JUMPの薮ちゃんの生まれ変わり。圭ちゃんには、圭人の記憶が残っている。



そして、悠貴先輩や、慧香先輩、光成先輩、雄花先輩、玲くん。みんなもHey! Say! JUMPのメンバーの生まれ変わりだと思う。容姿や、口調。全てが前世とそっくりなのだ。



少し、前世のことを考えてしまうと、酷い頭痛がする。きっと、思い出したくないことも多かったのだろう。


けれど、こうしてまた、みんなに巡り会えたこと、そして、同世代として私が生まれることができたこと、全てが運命としか感じることが出来ない。


1番前世の記憶が残っていてほしい涼くんは、きっと前世の記憶が無いだろう。だって、私のことを見ても、前世のことを聞いてこないから。



けれどいつか、涼くんにも、前世の記憶が戻ってほしい...




前世からの最愛の人だから...

前世の記憶→←前世の記憶



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作者名:Twilight | 作成日時:2017年12月23日 15時

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