いつ生まれ変わっても... (ページ5)

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人気者、侑愛というと... ページ5

宏輝side

朝起きて、学校の支度をしていると、電話が鳴った。

侑『宏ちゃ...起きれない...グルグルする...』

あ...またか...ゆっぺは低血圧症を持っていて朝、起きれなくなることもある。表柄はバスケの女王だけど、裏では、体の弱い女の子だ。

俺の部屋はベランダを通じてゆっぺの部屋の隣にあるからすぐに行ける。

宏「。大丈夫か？」

侑「うぅ...うぇ...」

あちゃ...弱々しく吐いちゃったよ...結構今日のは度が酷いぞ...

宏「ゆっぺ～今日、学校行けそうか？」

待った...こいつ、体熱いぞ？

辛いのか、いつもなら無理にでも行こうとするゆっぺが首を横に振った。

宏「わかったわかった。圭夏か俺が休んでそばに居るから。とりあえず、休んでろ？」

そう言って俺は圭の携帯に電話をかけた。

圭『何～？どうしたの？コッピーから電話なんて珍しい』

宏「いや、ゆっぺが熱出てさ。あと、低血圧起こしててさ。圭、今日休める？」

圭『休めるけど...大丈夫なの？ゆっぺ。』

宏「まあ、今は寝かせてる。とりあえず頼んでいいか？」

どうやら圭が行ってくれそうだ。

圭「うん。いいよ？とりあえず、ゆっぺんち行くね。」

良かったよ。圭が来てくれて。