侑愛の家族 ページ12
侑愛side
家を飛び出して圭ちゃんの家に行く。
圭「あ...相変わらずなんだ...w w w」
私の家族の事情を知る、数少ない人物の一人の圭ちゃんは、私を温かく迎えてくれる。
侑「ｹﾎｯｹﾎｯ...ｹﾎｯｹﾎｯ...」
やば...咳出てきちゃった...苦しい...
圭「ゆっぺ！咳してる...吸入する？」
侑「大丈夫...ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ...ﾋｭｰ...ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」
変な息してるけど大丈夫なはず。だって、家族の前で咳しててもそうやって耐えてきたんだから...
圭「ちょ、大丈夫そうにないよ？」
圭ちゃんに迷惑かけたくないもん...
侑「ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ...ﾋｭｰ...ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」
あれ...どんどん辛くなってきちゃった...目の前、何も見えないよ...ねぇ、どうして...
私はそう思いながら意識を飛ばした。
圭夏side
急にゆっぺが意識を飛ばした。ゆっぺは家族とかのストレスが溜まってしまうと喘息の発作をよく起こす。今日もたぶん親から逃げてきたんだと思う。
簡易の酸素マスクを付けさせて救急車が来るのを待つ。もちろん、私は同伴できないから私のママが同伴してくれる。私はパパと遅れていく。
────
ゆっぺが救急搬送されて１時間。山田くんが駆けつけてきた。
涼「岡本！はぁはぁ...ゆ、侑愛は...！？」
圭「今、病室に移った。うちの親が事情を聞いてくれてる。ゆっぺのお母さんは仕事でいないから。」
ゆっぺの家の事情を知らない山田くんには仕事で家にいない、と伝えた。
圭夏母「圭夏、山田くん。侑愛ちゃん、頑張ったわよ。もう、大丈夫だって。けど、喘息は悪化しちゃってるって。」
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作者名：Twilight | 作成日時：2017年12月23日 15時
