防弾少年団のヌナは今日も愛される

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- JK side -









前に話し合ったストーリー性のある曲の一発目は[I NEED U]。









今日はその曲の個人シーンM/V撮影で、とあるビルの屋上にいる。









家出してきたっていう設定だから、昨日の夜もずっとどんなふうにするか考えてた。









メイクや衣装合わせも終わり、とりあえずカメラマンから呼ばれるまで待つこと数分。









突然後ろから目隠しされた。









『!?え、誰!?』









「さて、誰でしょう？」









声を聞いたらすぐにわかってしまう。









目隠しを振り払ってがばｯと抱き着いた。









『ヌナぁぁあ』









「あぁぁあグギ重い!!」









人気になってきたおかげなのかせいなのか、撮影メイキングのカメラが俺とヌナを撮っているけれど、そんなの関係ない。









さっきまでの緊張も今はヌナのおかげで解けて、ふにゃぁと頬が緩む。









ヌナは最初こそ俺だけの相手をしていたけど、カメラの存在に気づいて「あんにょん〜」と笑って手を振っていた。








カメラマンがヌナに「どうしてここへ？」と疑問を問いかけた。









そういえばなんで？と俺もバックハグしながらヌナの言葉を待った。









「ウリマンネが非行に走ってるって聞いて、心配出来ました」









テヒョニヒョンのようにピースしてそうおちゃめに答えるヌナ。









『Aヌナ、そんなに俺の事好きなんですか？』









「ジミナの方が好き♡……あ"ぁぁぁ嘘嘘、嘘嘘!!我らがウリマンネ〜!!許して!!」









ついイラッとしてこしょばす。









確かに、ジミニヒョンとヌナはすんごく仲がいい。









買い物しに行ったらよくお揃い買うし…。









でもここは俺しかいないんだから冗談でも俺って言って欲しかった。









ヌナはおふざけが好きでホソギヒョンとも馬が合うけれど…。









……ヌナの中の本当の1番って誰？

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