女子の闇

青春 ページ9

私｢何だか最近盛りだくさんだなー。普通の女子高生の生活ってなんだろう……｣


人を殺した女子高生なんて普通な訳がない


ベッドでスマホをいじり、最近流行りの小説アプリを見る。


私(やっぱり青春したいなー…)


ーーーー翌朝ーーーー

私｢ファーー…眠たい…｣


今日も嫌いな学校が始まる……


憂鬱な気持ちでロッカーを開けると


ヒラヒラ…ペタ


1枚の紙が出てきて、床に落ちた


私(何？これ…手紙？)


とりあえず開いて読んでみると……


【3年4組の平井です。】
放課後、屋上に来て下さい
私｢平井……？あ！部活の先輩だ！｣


あきなは演劇部に入っていて、その先輩が、
平井 陽介。明るくて演技も上手いし、モテる先輩だ。


私｢なんでだろう…もしかして！部活のダメだし！？｣


それはない…のか？


私｢でもでも！小説アプリでは、こういうのって告白だよね！あんなにかっこいい憧れの先輩に告白されたら私…！！！！｣


しおり｢あーきなっ！｣


私｢うわっ！びっくりしたぁー！もう！｣


しおり｢あはは笑。めんごめんご！｣


私｢ったくぅ｣


彼女は山田 しおり。彩香と同じ親友だ。


しおり｢なにー？その紙ー｣


私｢んぁ！ちょっと！取らないでよ！｣


しおり｢いいじゃん！いいじゃん！え！？これって告白のシチュエーションじゃん！｣


私｢絶対そんな事ないって！｣


しおり｢えぇー？でも、あきな可愛いしモテるじゃん！ピンクのロングヘアー。赤くて綺麗な目。胸おっきいし！｣


私｢絶対最後のポイントいらない！｣


アハハハハハ！


女子高生の楽しい笑い声が廊下に響く


10話へ続く

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