中原中也ちゃん

帽子が7こ ページ9

スタンガンで気絶させられた筈、なのに俺には、意識がある


が、体が動かない、動けない

男「僕の事が好きだろう？」

『はい、(口が勝手に！？)』

男「なら、僕と一つになろう」

『喜んで(厭！！)』

手足が縛られていたはず

しかし
手足の拘束具はなくなっていた



逃げられる！

だが、体が云うことを利かない


コイツに、命令された事だけしか出来ない

コイツ、異能力者か！



男の手が服に伸びてきた

厭、厭だ！気持ち悪い！！

触らないで！！


ドアが派手な音を立てて開かれた


男「なっ、なんだ！お前！！」

太宰！！

「その子の恋人、返して貰いにきた」

誰が恋人だよ！？

男「はぁ、この子はそんな事望んでない


ねぇ？」

望んでんだよ！！太宰のとこじゃなくて良いから！！
ねぇ、じゃねぇーよ！！！

『はい(絶対服従する異能かよ！)』

「中也？
異能力者か……

なら、これが手っ取り早い」

そう云って太宰が、俺の上に馬乗りになった男を蹴り飛ばした

男は、呻き声を上げて気絶した


ナイス！！！

「中也、何もされてないかい？」

そういって、いつものように抱き付いてきた

それが、酷く安心した

『…大丈夫だ、早く帰ろう…』

「分かった」

太宰はそれ以上は何も聞かなかった


そして、太宰の部下に迎えを頼み

車で来てもらった



それから、車に乗ったのはいいんだけどよ、


「あ、私の家に送っておくれ」

『はぁ！？報告は！？』
「明日するって云っといて！」
『馬鹿か手前は！？』

「はいはい、蛞蝓は少し話があるから私と一緒に来てね！」

『い、「拒否件はないから」ﾁｯ』

「ん？」
『ナンデモナイ』
笑顔が黒かった

怖い、


無事、太宰の家へ着いた

太宰に腕を捕まれて、其のまま連れて行かれる





ｶﾞﾁｬと扉を太宰が開けた

入ってと云われ部屋へ脚を踏み込んだ

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ラッキーカラー

あずきいろ

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