中原中也ちゃん

番外編 ※花吐き病3 ページ24

落ちたはずだが、痛みが来なかった

『太宰……？』
太「中也、之、この花はなんだい？」


あぁ、やぱっり張れたか
落ちた俺を太宰が受け止めてくれていた

『花吐き病だ、』
太「はなはきびょう？」


張れたのなら全てを話そう
『もうじき死ぬ…』

太「……。」

反応がない

てっきり喜ぶかと思っていた
『太宰……？』
太「中也、嘘だろう……？」

『んな嘘つくかよ…』

また、苦しくなってきた

太「治らないの？」
『方法はあるが、もう諦めてる



どうせ叶わない』
太「やってないのかい？」
『嗚呼…も、ておく…れだ』

話をするのもキツい

太「……。

嫌だ、」

『は、ァ…？』
太「死なないで中也…。
駄目私が許さない！！」


んなこと云ったって、もう……

なら、最後に聞いてもらおう
『太宰、聞けさいご、だ』

太「最後じゃないから何？」



『す、きだ…太宰』

太「私も、中也お願いだから、！」

は？コイツ今なんつった！？


『も、戻ってきた、』
太「え、中也死なない！？」
『お、おう』

太「なら、このまま……」
『は？』
太「おやすみ、中也」


意識が途切れた

次に目が覚めたときこそ、女性は愛しい男性の隣でずっと微笑んでいる事が出来るでしょう

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すみません、長くなりました……
あと、短編集だこれ番外編じゃねぇ……
もしもの話だと思ってください！！

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あずきいろ

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