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番外編 ※花吐き病2 ページ23

息苦しいのを隠し声を大きめに出す

『相変わらず、悪巧みかァ?


太宰!!』

太「その声は」

『こりゃ最高の眺めだ

百億の名画にも勝るぜ』
太「最悪、うわっ最悪」

グサリとまた何かが刺さるような痛みがした気がした

太「わぁ、黒くてちっちゃい人がなんか喋ってる」
『なっ、』
太「前から疑問だったのだけど
その恥ずかしい帽子何処で買うの?」

『云ってろよ放浪者

いい年こいて
まだ自 殺がどうとか云ってんだろどうせ?』
太「うん」

『否定する気配ぐらい見せろよ……』

なんて云って太宰と話す


喉に違和感がある



今すぐにでも吐いて仕舞いそうだ





ここから、早く離れなければ……

『……用を済ませて消えろ』

太「どうも
でも一つ訂正
今の私は美女と心中が夢なので
君に蹴り殺されても毛ほども、嬉しくない

悪いね」

『あ、そう…
じゃ今度自 殺志望の美女探しといてやるよ』

太「中也……君、実はいい人だったのかい?」
『早く死ねって意味だよバカヤロウ!!』


どうせ手前の美女とやらに

俺は入らない






知ってるさ、何時だってそうだ


どうしてだろう




とてもとても、胸が痛い




太「中也?」

『……。』
太「……中也くーん!何か忘れてないー?」
『!?』
太「ほら、はーやーくー!忘れてないー?」

『ッ、


に、二度目はなくってよ!


なくって……ァ"ッゲホッ、ゴホッ、ガッ、!!』

いきなりだった

太「中也?」
『ゲホ、ゲホゲホッ…

は、はぁゴッゴッホ!!』

止まらなかった

太「中也いきなりどうし、」

そのまま苦しくなってゆく
視界が、不安定だ

体の力が抜けてゆく

其のとき、ズルッと足を階段から踏み外した。



ああ、下に落ちる


もう、何も考える事が出来なかった



太「中也!!」

番外編 ※花吐き病3→←番外編 ※花吐き病


ラッキーカラー

あずきいろ


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杏樹 - 中也がおにゃごだったらこんな展開だったのかな・・・・ 更新頑張ってください!!応援しています!!!! (2017年11月25日 16時) (レス) id: 740276b151 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどうしゅ(プロフ) - めっちゃ面白いです!!更新頑張って下さい!応援しています! (2017年4月4日 18時) (携帯から) (レス) id: 7cee4984be (このIDを非表示/違反報告)
迷い犬 - いいと思います。これからも頑張って下さい。応援します。 (2017年3月29日 0時) (レス) id: e417ebb536 (このIDを非表示/違反報告)
希幽@(プロフ) - 葉山白狐@ビースト廃人さん» いい話と言って頂けて、、、ありがとうございます!とても嬉しいです! (2017年3月23日 16時) (レス) id: c7277d67fa (このIDを非表示/違反報告)
葉山白狐@ビースト廃人(プロフ) - ふざけた話なのかと思ったら…いい話って…すごい(語彙力)中也が女の子だったらこんなにも世界が変わるんですね((( (2017年3月23日 14時) (レス) id: b85cce1b92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:希幽@ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年1月30日 23時

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