58話目 ページ10
私「きっつ…」
ここは合コン会場
たしかにてんちむの言った通り質は高かった。
みんな口を開けば金持ちマウントを取り合う
私は特別お金を持っている訳でもないので
話に着いていけず人と話しても始終相槌を打ち続けるしかなかった。
それに疲れた私は壁際に設置されている高そうな椅子に腰掛けて合コン参加者を観察していた
中には必死な顔で異性に話しかける人もいて
みんなそこまでして結婚したいんだなぁ…なんて思う。
私は親が離婚していて離婚理由は父の浮気だった。
実の親がそんな理由で離婚しているせいで
私は人と付き合えるものの結婚までは考えることができない、不幸にはなりたくないから
てんちむ「楽しんでるー?」
片手にお酒の入ったグラスを持ったてんちむが話しかけてきた。
私「ちょっと疲れた」
てんちむ「まぁ、みんなお金もってるアピールばっかりだもんね」
私「金持ちの話題についていけなさ過ぎるw」
てんちむ「まぁあと少ししたら帰る?」
私「そうする〜」
てんちむは笑顔で頷いて人混みの中に消えていった
それを見届けた私は気晴らしにお酒でも飲もうかと立ち上がりバーカウンターに向かった
お酒を頼み出せれたお酒を飲んでいると
いきなり話しかけられた
男「ねぇ、隣いい?」
私「どうぞ」
男「…君、僕の知り合いに似てて話しかけちゃった、ハハッ」
話しかけてきたのは30代ぐらいのやや小太りで眼鏡をかけた男性だった。
……全然私のタイプではないな
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みゆう(プロフ) - いつも見させていただいています!とても好きな物語なのでこれからも頑張ってください! (2020年5月8日 0時) (レス) id: ed7532a7bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とろろ | 作成日時:2020年4月19日 14時