【MIU404】こちら機動隊統括庶務課です！2

新たなスイッチ3 ページ35

志摩と一緒にUDIラボに行った帰り、その足で人数分のプリンを購入して、Aちゃんが入院している病院に向かう。

いつも面会謝絶だけど、それでもいい。


桔梗さんやハムちゃんが、俺たちが来ていることは話してくれているし、こうやって持っていくお土産はちゃんと食べてくれているみたいだから。





いつも仕事終わりの同じ時間に行ってるけど、今日は寄り道をしたから1時間30分ほど遅れて病院に着く。


Aちゃんの病室をコンコンとノックするといつも通り桔梗さんが出てきた。






桔梗「遅かったじゃない、さ、入って。」


志摩「あ、すみません。失礼し...え？」


伊吹「、？！入っていいの？！」


桔梗「Aが、2人なら良いって。」





会えると思ってなかったから、今日の服どう？！大丈夫？！って桔梗さんに聞いたら、何言ってんの？って呆れられた。

ちょっと売店で買い物してくるから、入っててと促され、少し緊張しながら中に入る。








『...お久しぶり、です』




そんな俺たちを、ベッドの上に座り、へへっと笑いながら迎え入れてくれたAちゃん。

...ちょっと痩せたかも。







志摩「久しぶり。」


伊吹「相変わらずきゅるっとしてる！
久しぶりのAちゃんきゅるきゅる〜！！」


志摩「おい、個室だからってうるさいぞ」






俺と志摩のいつものやりとりを見て笑うAちゃんに安堵したのも束の間、あんまり騒ぐと疲れちゃうだろと志摩が目で訴えてくる。







志摩「これ、お土産」


伊吹「じゃーん！プリン！
Aちゃんプリン好きって前言ってたから〜」


『わ、いつもありがとうございます！』


伊吹「みんなで食べよ〜ぜ〜！
...あ、志摩！スプーンない！！」


志摩「あ？！...たく、借りてくる」





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