危ない予感2 ページ29
ピンポーンとチャイムを鳴らす。
俺たちは次の所在が決まらない間、年休消化をしている桔梗隊長のところに訪れた。
ハムちゃんは仕事の服を買いに、ゆたかは学校に出かけているとのことで、桔梗さん1人しかいなかった。
桔梗「突然訪問してきたと思ったら、何の用？」
リビングに通してもらった俺らは今朝UDIラボで聞いた話をする。
ああ、隊長の顔曇ってきてんな〜って思ったら、志摩も感じたらしく、このイラストの子がAちゃんなんですね、と言った。
桔梗「...そのとおりよ。
報道や外部資料では一家全員亡くなったことになってるけど、Aはこの事件の生き残りで、苗字は母親の旧姓を名乗ってる。
連続殺人も、栃木と新潟、石川は警察で把握してるけど...こんなに...。
...私が直接事件の担当をしたわけじゃないの...
あんなことがあったから、女の私がAの事情を聞くことになって...
まあ、全然覚えてなかったんだけど...」
志摩「UDIの人たちからすると、この3年前がポイントらしいんですよ。何か心当たり無いですか？」
桔梗「3年前...3年前...」
伊吹「んんん〜例えばAちゃんの家に行きたいとか、一緒に飲み行きたいとか、添い寝したいとか！！」
志摩「それはお前の願望だろ」
俺と志摩で話してると、考え込んでた桔梗さんが突然何かを思い出したかのように声を出した。
桔梗「あ」
志摩「あ？」
伊吹「え！なに？！なんか思い出した？！？！」
桔梗「関係ないかもしれないけど...Aが、ちょっと頼りない上司が来たって愚痴をこぼしてたことを思い出して...
彼が異動してきたのが確か3年前、1機捜の庶務係に、係長として。」
志摩「、え？」
桔梗「あ、ごめん、全然関係ないかも。それくらいしか思い出せなくて。」
伊吹「待って志摩...あの係長、本当に今日会議...？」
桔梗「会議？この時期には無いはずよ。」
伊吹「もしかして」
桔梗「待って、そいつが犯人、てこと？」
志摩「Aちゃん、今日頭痛で仕事を休んでて。突然だったらしいんです。」
桔梗「頭痛？そんなはずないわ、今朝連絡があったもの、電話で。」
伊吹「...Aちゃんが、危ない...」
立ち上がって車に行こうとした俺たちに、隊長が私も行く！と叫ぶ。
3人で車に乗り、Aちゃんの家へと急いだ。
伊吹「間に合え...！」
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迷探偵(プロフ) - 千花さん» ありがとうございます。ディレクターズカット版を見たらまた戻ってきます。（たぶん）その時はまたよろしくお願いします。 (2020年9月21日 22時) (
レス) id: 0c8a6fc1e0 (このIDを非表示/違反報告)
迷探偵(プロフ) - pgicさん» ありがとうございます。楽しんでいただけてとても嬉しいです。 (2020年9月21日 22時) (レス) id: 0c8a6fc1e0 (このIDを非表示/違反報告)
千花(プロフ) - めっちゃ面白かったです！番外編楽しみに待ってます！ (2020年9月21日 21時) (レス) id: 3f06c5551a (このIDを非表示/違反報告)
pgic(プロフ) - すごく面白かったです！MIU404ロスだったのでとても癒されましたー！ありがとうございました！！ (2020年9月21日 18時) (レス) id: 7488c18acb (このIDを非表示/違反報告)
迷探偵(プロフ) - なずなさん» ありがとうございます。善処します...！ (2020年9月21日 7時) (レス) id: 0c8a6fc1e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：迷探偵 | 作成日時：2020年9月13日 16時
