【MIU404】こちら機動隊統括庶務課です！2

呼ばれた理由2 ページ26

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伊吹「...かいかい星人けんけんぱ？」


志摩「解離性健忘症！記憶喪失のことだ」


三澄「ここからは憶測の話で申し訳ないのですが...解離性健忘症の要因はこれではないかと...」







Aちゃんのこれまでの状況をまとめたものと、連続殺人の疑いという物騒な資料を東海林さんから渡される。


そこには、先日コピーをもらった記事の事件...貫地谷一家殺害事件は連続殺人事件であるという説明と、その犯人が警察内部にいる可能性が高いこと、また、この事件とAちゃんは関連があるのではないかという見解が記されていた。






志摩「...これ、わざわざ鑑定書を？」


中堂「俺が取り寄せた。何か文句あるか。」


神倉「ちょ、！
いや〜すみません、これが先日お話しした、中堂でして、連続殺人事件の片鱗が見えると並々ならぬ思い入れを持ってしまうんです。」


伊吹「あ！刈谷とやり合った、あの？！」


志摩「伊吹うるさい」




三澄「...警察内部に犯人がいると、大変失礼なことを記載しているとは重々承知しています。

ですが、もし本当にこの子がAちゃんで、3年前に犯人に気付かれてしまったのなら、助けたいんです。

でも、私たちにはこのくらいしかできません...だから、神倉所長に紹介してもらったんです。信頼できる、刑事さんを。」







Aちゃんを守ってください、と深々と頭を下げる三澄さんと東海林さん。
チラッと伊吹を見ると、やるっしょ？って顔でこちらを見てた。






志摩「...元々、守るつもりでしたから。
あとは、俺たちに任せてもらえますか。」


伊吹「そうこなくっちゃ！」






取り寄せた鑑定書や他に作成した資料など、手掛かりになりそうなものを一通り受け取り、UDIラボを後にした。

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