【MIU404】こちら機動隊統括庶務課です！2

スイッチ3 ページ19

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Aさんが陣馬さんに話しかけたタイミングで、積み上がってたうどんが崩れ落ちた。


あちゃ〜...積みすぎましたね...と言いながら落ちたうどんを拾うAさんと、その姿を見て堪らず陣馬さんに話しかける俺。







九重「...陣馬さん、Aさんがみんなとの思い出のほうとう、持ってきてくれたよ？俺が作った博多うどんも食べてよ。


みんなで楽しみながら、また、うどん食べようよ。

博多うどんはコシが無いって、また、文句言ってよ。」







話しているうちに涙がこみ上げる。何で涙って枯れないんだろう。

後ろでしゃがんでいるAさんも膝を抱えながら泣いている。






九重「ほら、ガスコンロ持ってきて、窓から湯切り。

Aさんに怒られて...たまがったなあ、あん時...最悪なおいしゃんと、何で組まんといかんとかって...。





陣馬さん！もっかい、もっかい...一緒に酒、飲みましょうよ...つきあうから...陣馬さん...」







そう言いながら陣馬さんの手を強く握ると、少しだけ握り返された。








九重「？！、Aさん！陣馬さんが！！」


『ぐすっ...陣馬さん...』




泣きながらAさんが陣馬さんに近づくと、陣馬さんの目がうっすら開いた。







陣馬「博多うどんは...コシがねえな...」


『よかっ...たぁ...』





今度は嬉し涙を流すAさんの隣で、伊吹さんにLIMEを打つ俺。だめだ...嬉しくて、興奮して、手元が狂う。




Aさんは陣馬さんに話しかけながらナースコールを押した。

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