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ページ9

hk.






どうやら俺が倒れてから2日ほど経っていたらしい。


京本は、ジェシーへの連絡が終わると病室に戻ってきた。






「ジェシーから急に北斗が倒れたって連絡が来てびっくりしたよ。
調子はどう?どこか痛いところとか、ない?」


「ごめんね、俺倒れたの夜遅くだったのに……
調子は平気、心配かけてごめんね」


「そんなん気にしないでよ。
樹と高地はお店があるから来られないけど、ジェシーが来るまでは俺で我慢してね」


「我慢って…居てくれるだけで心強いよ」







京本と話しながらも、俺は"ある事"を思い出していた。





おそらく、俺が忘れていた、

封じこめていた記憶。







まだ本当かどうかは分からないけど、


もしこれが事実なら……









「北斗?ほんとに大丈夫?」




その声に意識を引き戻される。




「あっ、いや、大丈夫だよ」


「そう?なら良いんだけど」









いけない、

この真相を確かめるのはジェシーが来てからだ。









あの時は明らかにならなかったけど、





もしこれが事実なら、








.







.









慎太郎は、







誰かの悪意に殺されたことになる。









.









緊張感に支配され、俺は唾を飲んだ。







.








.









「…………チッ」









「俺が、なんとかしなきゃ」

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作者名:鈴森。 | 作成日時:2020年10月30日 1時

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