[短編集]色んな愛[実況者][完結]

22　浮気してみた＿鼻声さん、ゲス沢さん ページ22

レトルト



　「ねー機嫌なおしてよー」





私の言葉にさっきからずっと無反応のレト。




ごめんてば、と言ったってかわいい声で声をかけたって





ずっと無視。




その理由はとても簡単、私が浮気っていうか



レトに嘘をついて男の人と遊びにいったから。








別に相手は好意持ってそうだったけど、遊びに行っただけなんだしそんなに怒らないでも･･･





と思ったりするが多分レトが怒ってるのはそこじゃないんだろうなー、と何となくわかる。







レトは多分、嘘をついて遊びに行ったことが気に入らなかったんだと思う。









　「レトのいうこと一個何でもきくから、それで許して！」





ごめんっていう言葉よりこっちの方が効果がありそうなので






私ははんばやけくそながらそう言った。









レ「ホンマに？」





まだ不機嫌が顔に出ているが反応はした。






ちょろいな･･･←






　「うん、ホントに」





レ「じゃあ」



そこから思っていた通りのお決まりパターン。


後ろには冷たい床、目の前にはまだ不機嫌顔の君。







レ「朝まで、付き合ってもらうからな」





牛沢




　「ちょ、う、し･･･いった！」





牛「知るか」




私の痛みの声など知りもしないというかのように



私の首筋にまた噛みつく。









いつもうっしーは嫉妬したら手につかない、









なのに自分を差し置いて男と遊んでいた、というのを知られてしまった。









もうどうしようもないのは目に見えていて。









でも、これに関しては痛い、痛いものは痛いのだ。









うっしーにされるなら･･･とかよくあるのだって限度がある。









手加減しているのかわからないほどの噛み方で血が滲んでいるのでは？と心配になるほどだった。









　「い、たいってば！！」



牛「･･･」






　「え、わ！！」







私がうっしーの肩を離そうとおすと逆に捕まれ、ホント一瞬のことだ。









うっしーのネクタイで両手が縛られた。









ものの数秒でされたこの早業。ギネスのるんじゃね、っていうくらいの速さ。




なのにキツく縛られた両手はお察しの通りほどけず




前にはほぼ０距離でうっしーがいるので身動きがとれない。









牛「朝までに、心も体も、俺のことしか考えられないにしてやるよ」





ニヤリと笑うゲス笑い、明日私は生きてるだろうかと少し命の心配までした。

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