TAKE37 ページ41
(you.side)
家に帰ればすぐ眠気が襲ってきたものの、
寝る訳にもいかないと私は動画の編集をしていた。
モヤモヤ。ぐるぐる。
彼の笑顔も言葉も、何も悪いものではなかったのに腑に落ちなくて頬杖をついてマウスでスクロールしていた。
上下に遊んでいれば震えた机上のスマホ。
目線をやればまたもや体が飛び跳ねるように咄嗟に掴んでしまう。
こんな時間に、またもや彼なんて。
何となく嫌な予感がするも出れば彼は以前より切羽詰まった声色をしていた。
ロ「今家やんな！？」
『え、あ、うん』
ロ「そのまんまおって！誰が来ても部屋入れんといてや！？」
返事を言う間もなくぶち切られる。
どうしたのだろう。通話口を離し、首を傾げていればインターホンの呼び音が聞こえた。
珍しい。知人もほぼ居ない私にとっては稀な来客だ。
『え！ゆゆりんなんで！？』
モニターを見れば予想だにしなかった相手に思わず鍵を開けてしまう。
先程とめられたいうのに。まぁゆゆりんは前家に来たことがあるから覚えていても仕方ないし、もう時刻は夜8時。
何かあったのだろうか。
ゆ「あ…クレさん…」
『ど、どないしたん！？なんかあった？』
彼女を見ればいつも綺麗に団子にしていた髪は乱れ、メイクは少し崩れている気がする。
どう見ても何も無いとは言えない。
立っているのもあれだし、と思い部屋に招こうとすれば相手は首を振った。
＿歩きながら話しませんか。
違和感を覚えたものの断る理由もない。
私は頷いて、彼女と夜の街を歩き出した。
この時、どうすれば正解だったのだろう。
彼に連絡のひとつ入れればよかったのだろうか。
けれど彼女に引かれた手がじんわりと痛みを感じて、急かされるようだったから。
言い訳をするなら、ただ彼女に着いていくしか無かったの。
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雨々(プロフ) - は………はあああああああああ……めっちゃ好き。読むの遅くなったのすげぇ後悔してる。ありがとう大好き最高 (5月16日 1時) (
レス) id: 518d9995ce (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - 匿名さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます🙌'その作品面白いですよね〜友達に勧められて読んだことあります！少しでも楽しくこの作品を読んでもらえて嬉しく思います☺️ (2022年5月10日 12時) (レス) id: bc3093acc5 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - ガチ恋粘着中という作品の最推しバージョンみたいな感じに思えてとても幸せでした...完結おめでとうございます💕次の作品を楽しみにしています✨ (2022年5月7日 17時) (レス) @page48 id: 84c6360402 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - える＠脅威推しさん» コメありがとうございます！その感じわかります、私も前までガチ恋気味のお仲間ですので…周りに言われる言葉もありますが、少しでもこの題名が心に残れば幸いです☺️最後までお付き合い下さりありがとうございました！ (2022年5月2日 19時) (レス) id: bc3093acc5 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - コム＠作っては削除botさん» 最後までお付き合い頂きありがとうございます！嬉しいお言葉です…🙏もしお時間ありましたら、他完結作品も是非お読みくださいませ！またお会いしましょうね (2022年5月2日 19時) (レス) id: bc3093acc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴葉
| 作成日時：2022年3月22日 16時
