[短編集]悄然としない日常を[wrwrd]

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コネシマ


コ「ん？…っ！……いきなりなんやねん」

彼の手を後ろから引き
そのまま不意をついて唇に同じもので触れたのだが、やはり照れてはくれない
別にーと頬を膨らませその場から立ち去る貴方
その背が見えなくなれば、彼はその場に座り込んだ
真っ赤になっているであろう顔を隠すように。




ロボロ


ロ「A！？あ、え…い、やや、ないけど…」

ギュウッと効果音がつきそうなほど強く抱きしめると、彼は相も変わらない、可愛らしい反応を見せた
少しだけ宙を彷徨い迷った手は背中に回される
彼にしては珍しい。しかし触れられた感触に驚きはしたものの、嬉しくないわけがないだろう
好きやで、と一つ呟いて、貴方は腕に力を込めた




エーミール


エ「い、今は、顔見ないで下さい…」

口元を手で隠し、目を逸らす彼の頬が柔く赤く染まる
別にいつもの様に愛を伝えただけなのだが…
これだけで可愛らしい反応を貰えるのも、やり甲斐があるというもの
『紅茶、ご馳走様』
貴方はカップを静かに置いて、
お礼と言わんばかりに彼の頬にリップ音を鳴らしその場を立ち去った





ショッピ


ｼｮ「っ、先輩、ホンマ狡いですよ…」

彼の手を優しくとり、少し傷の多い彼の指に口付ければ、"狡い"という言葉が降ってくる
しかしそれも照れ隠しなのは分かっている
『それでも好いててくれる癖に』
少し自惚れて、戯(おど)けてみれば
彼は「当たり前ですよ」と、悔しそうに答えた




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なかやさんリクエストありがとうございます！
遅くなった上、もう1つの方を消化出来ずすみません…！
照れさせる方法などは特に仰っていなかったかな、と思い…王道になりました…
思っていたのと違うなどあるかと思いますが
良ければまたリクエスト再開した時してやって下さい！

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