[短編集]欺瞞だらけの日常を[wrwrd]

無防備に寝たフリしてみた *リク* ページ7

*サイパスさんリクエスト*
[無防備な格好で寝たふりをしてみた]




グルッペン


グ「ん？…はあ、襲われても文句言えんぞ」

ベッドに寝転ぶ貴方を見、溜息をつく部屋の主
自分が仕事をしている間に取られた布団に腰掛け、彼は貴方の頭を撫でた
「…あまり無理はするな」
起きている事には気付いていないようだ
しかし軽装でも下心などなく、触れるその手は
いつも以上に愛おしさに溢れていた



トントン


ト「A？…って寝とるし…」

貴方が居るはずなのに静かすぎる、と彼が作業の手を止めベッドの方を向くと眠っている貴方
彼は溜息を吐き、椅子から立ち上がった
「っ、あ、すまん、起こしたな」
ふと肌に触れた優しい感触に貴方が目を開けると、申し訳なさげに眉を下げる彼が目に入った
その手にはブランケットがあって。
そりゃあ彼が寝込みを襲うわけが無いか、と貴方は首を振った




鬱先生


鬱「…これは襲っても許されるやろ」

彼が部屋に入ると、何故か眠っているパーカーを着ていない貴方。一度固まった後、自己暗示をし忍び寄ってきた
『…悪い子やなあ、寝込み襲うとか』
伸ばされた彼の手を引っ張り抵抗されないように布団に押し付けると彼は、起きてたんや、と頬を引き攣らせた
そんなに相手して欲しかったん？と貴方はゆっくりとその頬を撫でた




ゾム


ゾ「そのまんま寝とってくれてええで」

起きている事に気付いていない筈が無い
狸寝入りをしようにもタンクトップの下に入ってくる手が、どうしてもそれをさせてはくれなくて。
貴方が彼を睨みつけると
彼は楽しげに目を細め、肌をなぞった
「男誘う格好してるAが悪いんやで？」
細められた瞳はまるで獣のそれで。




シャオロン


ｼｬ「ホンマ、無防備過ぎるわ」

ソファで眠る貴方の髪を撫で、彼は眉を寄せた
襲われても文句を言えない程に肌を出している貴方が珍しく、そして他の人には見せたくないのだろう
独占欲が顔を出した彼は、貴方の額にキスを落とした
『…ね、こっちにはしてくれへんの？』
貴方が口角を上げ目を開けると、彼は顔を真っ赤にさせ咄嗟に距離を離した

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