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コネシマ
コ「!お前、それ嘘ちゃうやろな?」
貴方の腕を壁に押し付けた彼の水色は、珍しく不安の色に染まっている
逃げられないように拘束され、瞳を見つめられれば素直に答えるしかなくて
「…やっとやわ」
そう笑った彼は心底嬉しそうに目を細めた
ロボロ
ロ「…ホンマに、そう思ってる?」
紙を捲り貴方の顔を伺う彼
それはどんな意味を含んでいるのか、それともいつもの様に何の意味もなく言葉を出したのか
『ロボロの思うように、捉えたらいいんちゃう?』
恥ずかしくなり思わず顔を逸らせば、彼は途端に表情を輝かせた
エーミール
エ「……私よりも、相応しい人がいますよ」
そう微笑み、彼は紅茶を一口飲んだ
しかしカップを持ったその指先は明らかに震えている
『…エミさん、ホンマに思ってる?』
「っ、そ、れは…」
貴方を想っているからこそ、彼は今すぐにでも吐き出したい言葉を必死に堪え、貴方から目を逸らすのだ
ショッピ
ショ「俺は、ずっとそう思ってましたよ」
貴方の頬を包み、目を合わせる彼の顔は何処か哀愁を帯びている
「ずっと、俺だけのA先輩で、いてくれません?」
彼らしくもなく、何時も以上に控えめなその姿があまりに愛おしくて。
貴方は無言で彼と同じく両頬に手を添え
答えを贈るように口付けた
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るゆ - 危ないところを彼に助けられてみたであった死ぬって表現を散らすっていうの自分もめっちゃ好きです。なんか良いですよね((語彙力 (2021年12月6日 21時) (レス) @page20 id: 360678e429 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - みょんさん» 毒味の話ですよね笑 確かにそうなんですよ…笑 でもその時まだコミックとか読んでなかったので、その要素入れられなかったのは今になって後悔してます… (2019年8月21日 12時) (レス) id: fea4b79f15 (このIDを非表示/違反報告)
みょん - 〇屋のひとりごと、、、(ボソッ (2019年8月21日 12時) (レス) id: 58ac6e7e16 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - 琴葉さん» すまんね、無理させて。お礼に小説の続き送っとくから、執筆進んでないけど・・・(笑)私も今書いてるやつ書き終われるように頑張る (2019年7月18日 19時) (レス) id: 326cd46c38 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - 雪菜さん» いやいやないんだなあこれが…() それはそれで嬉しい!!ありがとうね!!!!!頑張る! (2019年7月18日 2時) (レス) id: ff3029a0da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琴葉 | 作成日時:2019年6月3日 12時