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コネシマ
コ「…無視、すんなや」
少し前とは違い、顔を合わせようと何の反応も示さない貴方に彼はそう言った
感情一つ一つに名前を付けられる程器用では無いが、貴方と前のように笑いたいという気持ちは本物の様だ。澄み、そして寂しげに貴方を映す水色があまりに綺麗で、思わず見つめると
「…久しぶりに目ぇ合った気ぃするわ」彼は眉を下げ笑った
ロボロ
ロ「なあ…もう来てくれへんの…?」
思わず撫でたその画面に映るのは、女中と楽しげに笑う貴方
この部屋に貴方が来なくなり、もうどれ位かも分からない。一人きりにはあまりにも寂しいこの広さに、彼は椅子の上で膝を抱えた
よく頭を撫でてくれたと思い出せば思い出すほど、その虚しさが余計に彼を苦しめる
エーミール
エ「…話したい、ねんけどな…」
貴方の特等席だった椅子の背もたれを撫でて、彼は目を瞑った。閉じれば存在する、笑顔をうかべる貴方、自分の名を呼んでくれる貴方
ゆっくりと瞳を開ければ、それはやはり幻なのだと彼に現実を叩き付ける
「っ、あかん、泣くな…」
大人なのだからと感情を殺す事が得意な彼でも
貴方の事となると何故か涙が止まらなくて。
ショッピ
ショ「せん、ぱい…嫌や、離れんといて下さい」
貴方の袖を弱々しく掴んだ彼の瞳には薄く膜が張っている
まるで棄てられる幼子の様だ。貴方が『離して』といい放てば彼は更に顔を歪ませた
躊躇いもない本当の拒絶はここまで心を締め付けるのか。彼は今まで感じたことのなかった胸の軋みに、思わず胸元を掴んだ
_______
名無しさんリクエストありがとうございます!
遅くなり申し訳ありません!!
何かのきっかけで彼を拒絶し始めた貴方。ただ彼の方は前と同じ様に貴方と一緒にいたくて
枯れてしまった花に、どれだけ水や肥料を与えようと枯れたままだというのに。というイメージです
思っていたのと違えば申し訳ありません!また良ければリクエストして下さい!
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るゆ - 危ないところを彼に助けられてみたであった死ぬって表現を散らすっていうの自分もめっちゃ好きです。なんか良いですよね((語彙力 (2021年12月6日 21時) (レス) @page20 id: 360678e429 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - みょんさん» 毒味の話ですよね笑 確かにそうなんですよ…笑 でもその時まだコミックとか読んでなかったので、その要素入れられなかったのは今になって後悔してます… (2019年8月21日 12時) (レス) id: fea4b79f15 (このIDを非表示/違反報告)
みょん - 〇屋のひとりごと、、、(ボソッ (2019年8月21日 12時) (レス) id: 58ac6e7e16 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - 琴葉さん» すまんね、無理させて。お礼に小説の続き送っとくから、執筆進んでないけど・・・(笑)私も今書いてるやつ書き終われるように頑張る (2019年7月18日 19時) (レス) id: 326cd46c38 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - 雪菜さん» いやいやないんだなあこれが…() それはそれで嬉しい!!ありがとうね!!!!!頑張る! (2019年7月18日 2時) (レス) id: ff3029a0da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琴葉 | 作成日時:2019年6月3日 12時