[短編集]寂寥を感じぬ日常を[wrwrd]

透明になって悪戯してみた *リク* ページ1

*三日月さんリクエスト*
[夢主が透明になって悪戯してみた]





グルッペン


グ「っ、誰だ。……Aか」

彼の背中に指でスっとなぞると、彼はわかり易く体を跳ねさせ後ろを振り返った
廊下には誰もいない、増してや彼にそんな事をする奴など数えられる程度だ
自分の周りにいるであろう貴方の香に
彼は溜息を吐いた





トントン


ト「…ん、んん！？」

突然書類が宙に浮き、彼は思わず二度見をした
貴方からすれば単に自分が持ち上げただけなのだが、彼からすれば超常現象以外の何者でもない
彼は目を丸くして小一時間固まっていた





鬱先生


鬱「？…な、何でっ！？」

部屋に入り、彼の机に置かれていた写真。それを見た瞬間、彼は驚きの声を上げた
彼が女の人と歩いている写真だったからだ
「これいつのや…でも最近女とは…」
ブツブツと呟く彼はせめて貴方には見られたくない様で、すぐ様机の中に隠した
貴方が用意し、その一部始終を見られているとも知らず





ゾム


ゾ「…Aおるんやろ」

ニタリと口角を上げ、彼は誰もいない廊下に話しかけた。しかし実際は貴方が彼に近付こうとしていたところで
『おもんないわあ』
貴方が不貞腐れると、彼は見えないその声に喉を鳴らした





シャオロン



ｼｬ「うわあああ！！…え、え…」

彼の耳元で『わっ』と驚かせると、彼は大きな声を出して後ろを振り返った
しかし声はした筈なのに誰もいないのだ
彼は冷や汗を流した

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