[神パロ]神様、教えて下さい[実況者]

謝罪、決まり＿13 ページ15

レトルト目線









キ「レトさん、ずっと俯いてたけど



なんかあったの？」









キヨ君がテーブルに頬杖をつきながら声をかけてきた。









朝のことだろう。









誰がどう見たってわかる避けっぷり。









Aちゃんと顔を合わせるのも申し訳なくて








ずっと目を反らしてた。









ごめん、言いたいけど









それは言えない。









というか神のなかの決まりごとみたいなもので









神が人の下手に出てはならないというわけのわからない規則。









本当は謝りたかった。









ずっと届いていたんだ。



・






・


・




・









Aちゃんの願いが、純粋な頃から憎悪に近いものになってもずっと。









叶えたくて、叶えたくて仕方がなかった。









苦しみをきいていた身としては本当に叶えたかった。









でも、出来なかった。




・








・







・






・









・









俺たち神の力は安易に、個人の願いのために使ってはならないものだったから。









キヨ君はつい最近使ってしまったが、









本当はあってはならない行いで









個人以外の人も巻き込むから。









牛「レトさんは、気にすることじゃない」









不意にうっしーが声をかけた。









牛「レトさんだって苦しんでたんだし」









うっしーも気付いていたんだ、









Aちゃんのことを。









うっしーは気ままに放浪できる神。九十九だから。









だからこそ俺の神社にもよく顔を出してくれていた。









レ「でも、やっぱり神として事を起こしてあげれんかったんは事実や」









どこまで綺麗事を並べても









後悔は消えるはずがない。

願い、恨み＿14→←苛立ち、傷＿12

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す