12話 NOside ページ47
―――ハガネ自宅
ハガネ「とりあえず、落ち着き先が決まるまでここにいなさい。はい、ジュース」
真理衣「ねぇ、こんな狭いところに2人も寝れるの?」
ハガネ「寝れるわよ、2人だって3人だって、十分」
真理衣「ふふ、冗談よ。…私も少し慣れとかなきゃ、こういう貧乏生活♪」
ハガネ「なんか…一々刺があるような…?」
―夜
真理衣はハガネの部屋のスペースを大きく陣取るベッドに、ハガネはその横に布団を敷いて寝ることになった。落ち着かないのか部屋は暗くても寝ないでいる
ハガネ「…眠れないの?」
真理衣「…みんな私のこと、どう思うかな…いい気味だって、思うのかな…」
ハガネ「…そんなことないよ」
真理衣「別にいいし…誰にどう思われようと関係ない」
ハガネ「真理衣ちゃん、真理衣ちゃんは変わりたいって思ったことない?…もっと違う自分になりたいって、思ったことない?」
真理衣「ない」
ハガネ「…そう」
真理衣「…それがいけないって言うの?」
ハガネ「そうじゃないけど、自分を少し変えたげるだけで…楽に生きれることだってあるんだよ。周りの人達を否定するんじゃなくて、認めることで得ることもあるんじゃないかな」
真理衣「…私は変わらない。変わるつもりもない」
その言葉を区切りに、2人は眠りについた
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な〜ちょ(プロフ) - とても楽しく読ませて頂いてます!これからも応援してます。 (2021年9月16日 0時) (レス) id: e921f77d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水月 | 作成日時:2021年9月15日 21時