11話 NOside ページ35
―――次の日、教室
子供たちは話したり、塾の課題をやったり、自由に朝の時間を過ごしていた
亜弥美「真理衣すご〜い!全部正解じゃん」
真理衣「こんな簡単な問題、出来なきゃだめでしょ〜!」
百合、亜弥美「「えぇ〜」」
亜弥美「無理だよ〜」
せり「…ねぇ真理衣、私も同じ問題やってるの。解き方教えて貰えないかな…?」
真理衣「…せり、タダで聞く気?こっちは家庭教師にお金払ってんの。…あ!そっかぁ!せりん家貧乏だからそんなお金ないのか〜…だったら終わりだねぇ。子供が頭悪くて、親も貧乏だったら、人生終わりじゃん?
あんたバカのくせしてメガネなんかしちゃってさ〜…あ!あんた“せり”じゃなくて、“おわり”ちゃんだね〜!」
百合「おわりちゃ〜ん!」亜弥美「あははっ」
すると真理衣が持っていたせりのメガネがひょいと誰かに取られた
真理衣「何すんのよ!」
真理衣が振り返ると、リサが手にメガネを持って真理衣を睨んでいた。隣からガタッと立ち上がる音が2つ聞こえて
あかり「…真理衣、お前最低だよ。せりに謝れ」
ともり「流石にこれは見逃せない。真理衣、酷すぎるよ」
真理衣「関係ないやつらは引っ込んでてよ!」
3人が(2対1ではあるが)睨み合っていると、聡羽がまた茶化した
聡羽「これはまさかの〜ドリームマッチだー!カンカンカン!ファーイト!」
「「「あかり!ともり!真理衣!あかり__!」」」
すると喧嘩っ早いあかりと真理衣がお互いを頬を叩いて崩れた。いつもは止める側のともりも今回は黙っておけないようで倒れた真理衣に掴みかかった
真理衣はそれを蹴って起き上がると今度はあかりに殴りかかった。ともりはリサたちに支えられて起き上がっていた
まだ怒りの冷めない3人はお互いに殴りあって蹴りあって、もう誰にも止められなくなっていた
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な〜ちょ(プロフ) - とても楽しく読ませて頂いてます!これからも応援してます。 (2021年9月16日 0時) (レス) id: e921f77d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水月 | 作成日時:2021年9月15日 21時