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8話 NOside ページ23

和音が寝た後、2人は静かにお茶を飲みながら話していた


諒子「…先生。明日、和音とここを出ていきます。先生にこれ以上迷惑かけれません。あとは自分でなんとかします…!」


ハガネ「…何言ってるんですか。明日は私も同行します。第三者がいた方がちゃんとした話し合いになりますし、諒子さん1人じゃまた脅されて終わりか、下手したら…
…いや、本当は私が気になるんです。私も言われたことがあるんです「タヒんでやる」って。私の小学校時代の親友です。私は…その友達を助けられませんでした」


そう言って部屋に置いてあるクマのぬいぐるみを見つめた


ハガネ「…親友の形見です。もうあんなにボロボロになっちゃって…。お願いします。私も、同行させてください」


―――次の日、朝


ハガネ「はい、これうちのスペアキー。学校終わったらうちで待ってて」


それを和音はポケットに入れながら「…先生」と声をかけた


和音「今日…ママ、大丈夫かなぁ」


ハガネ「大丈夫、心配しないで。先生も一緒についてくからさ。
…あ、そういえばさ、昨日あれなんだったの?」


和音「あれって?」


ハガネ「ほら、人の喜ぶ顔見るとさ、なんていうの?あのポカポカするって。カズにも経験あるんでしょ?」


和音「…去年の夏休み、ママと2人で初めておばあちゃん家行ったんだ」


ハガネ「え、それってさ仙台のお豆腐屋さん?」


和音「うん。そのとき、おじさんのお豆腐作り手伝って…


( 和音叔父『おぉ〜カズ器用だなぁ。おっちゃん助かるよ』

和音『うんっ!』)


そのとき、ママがすご〜く嬉しそうな顔してて…先生と話した時そのことを思い出したんだ」


ハガネ「そう。楽しかった?」


和音「うんっ!近所の子供たちと毎日カブトムシ取ったり、花火したり、スイカ割りしたり!」


ハガネ「え〜!ちょー楽しそうじゃん」


和音「…先生!僕、ほんとはお豆腐作りたいんだ。おじさんと一緒に、美味しいお豆腐」


ハガネ「…そう。でもお父さんと離れるの寂しくない?」


和音「う〜ん…それはちょっと。パパ、優しい時もあるし。でもママの辛そうな顔、もう見たくないんだ」


ハガネ「そうだよね…お母さんに笑顔取り戻してほしいよね」


そんな2人の様子を車から除く男性がいたとかいなかったとか…

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な〜ちょ(プロフ) - とても楽しく読ませて頂いてます!これからも応援してます。 (2021年9月16日 0時) (レス) id: e921f77d59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水月 | 作成日時:2021年9月15日 21時

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