トモスアカリ2 (ページ3)

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2話　ＮＯside ページ3

―――職員室

先崎「給食に雑巾絞られた？！」

ハガネ「いやぁカレーで助かった…」

先崎「え、あ…味が濃いから…的な？…そういう問題じゃないでしょ！」

ハガネ「それにちゃんとやり返したし」

先崎「マジかよ〜！おい」

ハガネ「挑発されたことに対してビビんないとこ見せとかないとってさ」

先崎「あ〜もう悪夢だぁ…俺、今日はもう帰る」

ハガネ「何よ、大袈裟ね」

藤間「はぁい雑巾カレーのお口直し！」

ハガネ「ありがとうございます」

藤間「芳賀先生、覚悟しといた方がいいわよ。菊田真理衣の母親を敵に回したら最悪よ？」

塩田「もしかして…モンスターペアレンツとか？」

藤間「究極のエゴイストなのよ…例えば、ノアの方舟だって横取りして洪水で流されていく人たちを見ながら高笑いするようなタイプ？」

―――真理衣の家

真理衣母「真理衣〜？真理衣、どうしたの真理衣〜」

真理衣「あの女ほんっとムカつく！」

――

真理衣母「確かに大人気のない担任ねぇ人格を疑うわ」

真理衣「私、好きな人がいるの。でも大好きな彼はあの女に誘惑されてるの。だから…私は間違ってない！嫌いな人を嫌いって何が悪いの？」

真理衣母「ふふ…真理衣は何も間違ってないわ」

真理衣「…私…このままだと…ハガネ殺しちゃうかも」

真理衣母「まぁ…ふふふ、例え真理衣が人殺しになってもママはあなたの味方よ。真理衣は私の宝物だもの〜」

するとﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝとチャイムが鳴った

真理衣母「あら…？ママ出てくるわね」

そしてモニターを見ると佐藤ともりが映っていた

真理衣母「まぁともりちゃん、どうしたの？真理衣に用事？」

ともり「こんにちは、真理衣のお母様。今日は真理衣にプリントを持ってきたんです」

真理衣母「そうなのね〜入っていらっしゃい」

ともり「ありがとうございます」

真理衣母「真理衣〜ともりちゃんがプリント持ってきてくれたわよ〜」

真理衣「ともりが？」

――

ともり「…大丈夫？真理衣」

真理衣「…アイツほんとムカつくのよ。いなくなればいいのに」

ともり「私もそう思う。この前外でお母さんと電話してたら急にハガネに携帯取られて、そのまま切られちゃったことがあったの」

真理衣「何それ最低じゃない」

ともり「でも真理衣の雑巾カレーに比べたら全然マシだよ…大人のくせにそんなことするとか有り得ない」