トモスアカリ2 (ページ12)

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11話ＮＯside ページ12

―――学校、放課後の掃除、廊下

リサ「あ〜もう早く終わらせて帰んなくちゃ」

あかり「何かあるの？」

リサ「家の掃除と洗濯と夕飯の支度！明日料理教室だからお母さん準備に忙しくて」

真理衣「リサん家のお母さん、何もしてくれないの？可哀想〜うちなんてなんでもママがやってくれるわよ〜？お姫様扱いなんだから〜！」

あかり「…真理衣、いい加減にしろよ」

真理衣「何でだよ」

リサ「私は！私は…頑張ってるお母さんが好き。それになんでも自分でできる方が…私はかっこいいと思う！」

そのまま真理衣は帰っていった。あかりは嬉しそうにリサの肩を叩いた

―――次の日、調理実習の時間、ともりside

ハガネ「今日の特別授業のメニューは？」

純、南美「「ゆで卵とほうれん草のソテーです」」

ハガネ「はい、じゃあ手を洗ってほうれん草洗いから、はじめ！」

みんな一斉に手洗い場へ行くから混んでしまった。私はゆっくり後から向かい、少し空いたところで洗った

班別で作るから今日はあかりと美奈、雪哉に青龍とせりの5人と一緒だ。でもそのみが雪哉と一緒にいたいからこっちの班に紛れ込んでる

優介「なんで回してんの？広」

広「こうすると黄身が真ん中に来るんだよ」

ハガネ「お鍋熱くなってるからね、絶対に触らないこと！火を止めてからも熱いからね！…沸騰したら火を弱火にすること、」

真理衣「うっざ！ハガネに熱湯かけて黙らせたい〜」

亜弥美「真理衣、超過激〜！」

百合「そんなに嫌なの？」

真理衣「うん！ていうかﾀﾋんでほし〜！」

そこにハガネが向かって、亜弥美と百合は逃げてった

ハガネ「その転がし方いいね。…真理衣、左手熱くない？」

そしてハガネが真理衣に近づいてお鍋を少し覗いた時だった。真理衣はお湯を自分の左手に少し飛ばして驚き、お鍋の取っ手にぶつかり、お鍋が飛んだ

運悪く鍋の近くにいたハガネに全部お湯がかかった

ハガネ「大丈夫？火傷しなかった？」

自分のことより先にハガネは真理衣を心配した。真理衣は大きく頷いた

ハガネ「ほ、他にっ…かかった人いない？…いないね」

美奈「先生大丈夫？！」

ハガネ「大丈夫、でも一応保健室行ってくるね…学級委員！職員室に行って塩田先生に来てもらって」

純「…はい！」

ハガネ「みんな火止めて！塩田先生が来るまで、静かにね！」

真理衣は少し気まずそうにしていた。これはきっとわざとじゃないんだろうな、その表情をみて思った