夜 ページ7
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錆兎 「 …え?、ぁ、あ ぉ、俺…? 」
錆兎 「 ほ、ほんとに 俺で、いいの……か…? 」
…ごめんって
ごめんって錆兎。
そんなに嫌なんて、考えてもなかった。
だから、そんなに汗流すなって……
義勇 「 (ぐぬぬ……、選択を間違えたか… )」
獪岳 「 (あいつ、師範に手出だしたらぜってえ殺す… )」
真菰 「 (錆兎、いいなぁ… ) 」
ええ、なに、皆ぼくのことすっごい睨んでくるんだけど…
ごめんって……
皆、錆兎と寝たかったのかなぁ…??
錆兎 「 A、一緒に寝るか 」
『 …うん? ありがとう 』
さっきの錆兎とはまるで別人かのように、ぼくにそう言ってきた。
腹括ったって事だよね??
まぁ、一晩だけだし。ごめんね錆兎。
今度、美味しいご飯食べに行こうね。奢るから。
だから、命は助けてね。
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『 … … 』
錆兎と同じ布団に入ったのはいいけど、人と寝るのなんて久しぶり過ぎて、中々寝れない。
…それに、 ぼくが錆兎から離れれば 錆兎はまた自分の所にぼくを抱き寄せてくる。
…寝相悪いなぁ
ずっと後ろから抱き締められてるし、何だか きゅんきゅんしちゃう。
…違う違う、これは吊り橋効果だ!!!!
それに、ずっと首元に錆兎の息がかかってなんだか、ゾワゾワする。
布団のせいなのか、この状況のせいなのか、体温がどんどん上がっていくのが自分でもわかる。
でも、錆兎はぼくのことを 抱き枕かなんかだと思ってるわ、これ…
ぼくのこの気持ちを分からずに、幸せそうに寝てる錆兎が憎いよぉお
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作者名:雛丸 | 作成日時:2020年5月29日 0時