問題 ページ6
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一斉稽古も終わり、もうみんな床に入る準備が出来た頃、ひとつの問題が発生した。
『 布団が一枚足りない… 』
ぼく、獪岳、錆兎、真菰ちゃん、義勇の5人は客間の広さの都合上ぼくの寝室で寝る事になった。
…柱の屋敷の中で多分一番狭いよね、ぼくの屋敷。
まあ、そもそも柱稽古をする予定も無かったし、継子も取るつもりも無かったからなぁ。
1人で生活するには十分過ぎる部屋だし…
…ってのは良くて
『 …誰か1人 ……ぼくと、寝ません か… 』
ぼくのその提案に、みんながビクッと反応する。
そうか、そうか…
そんなにぼくと寝るのが嫌なのかぁ…
ぴえん通り越してぱおんだわぁ…
錆兎 「 …真菰は、一人で寝た方がいいだろ 」
義勇 「 …Aの継子は前回隣で寝ていたからな 。論外だ 」
獪岳 「 はぁ???俺の名前は獪岳っつーんだ、覚えてろ 」
『 ひえぇ、分かった分かった、ぼくが他の隊士の所で寝てくるから、喧嘩しないでよぉお 』
ぼくがそう言って、客間で寝ている隊士の所へ行こうとすれば、浴衣の裾を誰かに掴まれる。
…ん?
なんか、みんなに掴まれてるな???
真菰 「 …あそこは、駄目です 」
駄目って言われても……、
みんなぼくと寝たくないじゃん…???
ええ??
『 うーん、じゃあ 錆兎、一緒に寝たい、…だめ? 』
とりあえず、優しい錆兎なら承諾してくれそう。
そしたら、丸く収まるでしょ!!!(※収まりません)
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作者名:雛丸 | 作成日時:2020年5月29日 0時