秘め事 【錆兎】 ページ50
.
錆兎side でお送り致します(◜௰◝)
宇髄様同様、妖しい描写があります(◜௰◝)
.
'' 好き。''
それは何度も練習した言葉。
何度も何度も押さえ付けた衝動。
もう、Aと目が合うだけで心が壊れてしまいそうになる。
『 錆兎〜、すきだよぉ 』
Aは今日も、俺の気持ちを知らないまま 俺に引っ付いてくる。
…俺がどれだけ我慢しているのかも知らないで。
錆兎 「 なァ 、俺の好きって こーゆーの、だけど? 」
そう言って、少しの悪戯心で Aに軽く接吻をしてみる。
…これで、少しは距離を離してくれるかなって。
『 ぼく、錆兎が 好き だよ。そーゆー意味でも 』
錆兎 「 もう、知らねェ 」
もう、分かんねぇ。
どうにでも成ってしまえ。
嫌われたらその時だ。
ぎゅっと、いつもより強くAを抱き締める。
もう、誰にも奪わせない。
その髪の一筋まで。
…全てに見せ付けたい。
Aが誰のものなのかを。
『 錆兎、』
Aは俺を呼んで、自分の首元を指さす。
…それは、まぁとどのつまりそういう事だ。
錆兎 「 痛い、って言っても止めねえからな 」
『 ぼく柱だよ?馬鹿にしないで 』
刻ませてくれ、俺のシルシを。
心から、身体まで、全部 全部 俺色で染めてしまいたい。
Aが何処にいても分かる様に、
Aが何をしていても分かる様に、
他の奴が、Aは錆兎の物だって、分かるように
たくさん、たくさん、
俺で染めるから、覚悟 しとけよ。
.
54人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雛丸 | 作成日時:2020年5月26日 0時