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雷の継ぐ者 参 ページ39







善逸 「 Aは俺の師範ですぅぅ 」




獪岳 「 はぁ? 馬鹿言うな!!! カス!! 」




『 あーあーあー、喧嘩するなって 』




善逸・獪岳 「 Aはどっちがいいんだよ!!?? 」




『 えぇ… 』




さっきからこの調子だ。




獪岳は、ぼくの右腕



善逸は、ぼくの左腕を引っ張りながら、ずっと喧嘩をしている。




うう、ぼくの事で喧嘩してくれるのは嬉しいけど、引っ張らないでおくれ……





『 うーん、どっちも好きだから、喧嘩しないでおくれよぉ 』




獪岳 「 師範…!!!!! 」



獪岳は、ぼくを呼びながら右腕を離してくれた。




うう、ほんとに可愛いなぁ…




でもちょっと不満そう。




『 うーん、2人が喧嘩するなら どっちも嫌いになっちゃうよ! 』




ぼくがそう言えば、善逸は絶望的な顔をしてぼくの腕を離した。




ふふ、ほんっと分かりやすいよなぁ。




獪岳 「 も、…!もう、喧嘩しない… 」



『 うんうん、いい子 』



獪岳可愛すぎて、思わず頭を撫でてしまう。



いつもなら叩かれるけど、今日は善逸がいるからか、叩かれない。





善逸 「 獪岳だけじゃなくて、俺も撫でてくれよぅ 」




『 いいよ 』





ぼくが善逸の頭を撫でてあげれば、




善逸は獪岳にドヤ顔しながらニヤニヤしてた。





…もちろん獪岳に殴られてたけど。



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作者名:雛丸 | 作成日時:2020年5月26日 0時

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