時透 ページ26
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『 むーいーちーろー 』
無一郎 「 うるさい 」
『 なんで!酷い! 』
なんで……なんでなんで…
ぼくは蜜璃と里に休息に来ていただけなのに!
何でぼくは無一郎と鍛錬をしているのでしょうか!!!
何故!!!!!!!
『 休憩しようって… 』
無一郎 「 嫌だ。…本気、出てよ … 僕が年下だからって手加減してるんでしょ 」
いやいやいや
年下とか年上とか関係無いし、僕弱いから手加減なんかしてないし。てゆーか出来ないし!!!
無一郎 「 アンタがそんなだから、アンタの継子も育たないんだろうね 」
…ぼくの、継子?
ああ、獪岳のことか…
本人は認めてないけど、まあ 周りから見ればそう見えるよね…
無一郎 「 アンタも 、 アンタの継子も 弱い 」
無一郎のその言葉で、ぼくの中の何かがぷちんって鳴った。
獪岳が弱い? ぼくは弱いけど、獪岳は弱くないよ。
『 …取り消して 』
無一郎 「 ふふ、やっとやる気になった? 」
『 壱ノ型 霹靂一閃…八連… 』
無一郎 「 ん、…!はや、い 」
ごめんね、無一郎
ぼくはどうやら、仲のいい子を悪く言われるのが一番嫌いみたい。
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作者名:雛丸 | 作成日時:2020年5月26日 0時