弱さ ページ18
.
『 て、天元、今 何て … 』
天元 「 善逸は来ない 」
ぼくがあのお店から逃げ出してから一夜明けた今日。
『 ねえ、善逸は来るよ、絶対、ねえ 天元 、… ! 』
定期連絡に来た天元から善逸の連絡が途絶えた事を聞いて驚きが止まらなかった。
善逸は絶対生きてる、絶対…
天元 「 いい加減にしろ……!!!! 消息を経った者は、死んだと見做す 。 あとは俺一人で動く 」
炭治郎 「 いいえ宇髄さん、俺たちは…! 」
『 じゃあ、さ、…ぼく ずっとここで 善逸待ってるよ……いいよ、天元…どうせぼくは、一緒に行っても邪魔するだけさ……、善逸を待っているよ… 』
善逸が消息をたったのも、全部ぼくのせいだ。全部。
鬼をあの場で仕留めていれば、
ぼくは自分の命惜しさに、大切な弟弟子を見捨ててしまった。
ああ、ごめんよ、善逸。
君はぼくよりずっと強かった。
…ぼくはずっと信じているよ、善逸がまだどこかに居るって。
.
『 でも本当にみんなぼくのこと置いていくなんて酷いよぉぉおお 』
ねえ、ムキムキねずみもそう思うよね、
絶対ぼく嫌われてるよね
あー、すっごい悲しい。
まあとりあえず、吉原の街を見守っておきますね…
.
54人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雛丸 | 作成日時:2020年5月26日 0時