鳴柱は毎日愛される

蟲柱のお説教タイム ページ28

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しのぶ ｢ Aさん、なぜ今、私に怒られているか分かりますか？ ｣




『 …ハイ、集合ニ遅レタカラデス 』




でもね、しのぶちゃん あれは義勇のせいなんだ…！って言い訳をする前に、しのぶちゃんが持っていた薬を口に押し込まれる。




しのぶ ｢ 遅れたの別にいいんです。きっと冨岡さんのせいだと思うので。それにしてもAさん。私があれだけ安静にしろと言ったのに、枕投げしようとしたんですって？ ｣





『 クソォォオオ 冨岡あぁぁああ、お前は密告したなぁあああ 』




しのぶ ｢ Aさん、私はあなたの事を心配して…… ｣





『 しのぶちゃんごめんねぇぇ、もうしないよ！！ 』




と、しのぶちゃんに抱きつく。




って、あれ？さっきまであんなに痛かった右腕が今は全く痛くない。




痛くなくなった腕をブンブン振りながら義勇にどや顔をかます。






義勇 ｢ なんだあいつ… ｣





しのぶ ｢ 先程の薬は鎮痛剤と回復薬です。完全に傷口が閉じた訳では無いので、任務とはいえ無理はしない様にして下さいね ｣




『 分かった分かった！たぶん僕 しのぶちゃんから離れないから！ 』




しのぶ ｢ 大体柱としての自覚を… ｣




『 あー！わかったわかった！ 』




しのぶちゃんは笑っている方が可愛いよ！



いや、でも怒ってる顔も可愛いよなぁ。



そう考えると、今目の前にいるのしのぶちゃんがとても愛らしく感じてしまう。





思わず、しのぶちゃんの頭を撫でてしまう。





…嫌がるかと思ったけど、案外満足そうな顔をしてい
るので良しとしよう。





嗚呼、可愛い可愛い蟲柱様。







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