dryflower 〜 sho.hirano 〜

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｢しょう大好き｣






平『甘えたさんやな』






｢ふふ｣






これも私の特権だよね、？






思いっきり甘えられる、
抱きついたらこうやって優しく抱き締め返してくれる






それだけで、もう何もいらない






紫耀だから本当にそう思えるよ






｢しょうはさ、私のどこが好き？｣






急に聞きたくなって問いかけると
んーって考え込む声が頭上から降ってくる






次の言葉を待っていると
部屋に小さく響く低音ボイス






平『わからへん』






｢えーショック｣






分かりやすく落ち込むとハハハって枯れた笑い声が
聞こえてきた






平『いや、ちゃうくて、、
わからへんっていうか、ぜんぶ好きやから』






急に真剣な顔をしてなんの恥ずかしげもなく
そんなことを言うから思わず口篭ってしまう






｢そういうのずるいよ｣






平『ほら、その目とか』






そう言って絡み合う視線は熱を帯び
愛しさで胸が少し痛んだ






平『目離せんくなる』






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