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髪の毛から滴る水滴が私の首筋を濡らし、
キスをした瞬間瞼の隙間からは見たことのないような
妖艶で少し寂しさが滲む顔がうっすらと覗く
「しょう、」
上手く息が吸えなくて苦しい
トントンって胸を叩くとゆっくりと唇が離れた
平『そんな顔せんといてや』
苦しそうな顔してるのは私じゃない、紫耀の方だよ
だなんて、言えるはずもなく心の奥底にしまい込む。
「ねぇ」
平『ん?なに?』
目を細めて微笑む透き通った綺麗な瞳が
明るく染まった髪の毛に隠れる
「私のはたちの誕生日、日付が変わる瞬間一緒にいてくれる?」
平『どうしたん急にそんなこと』
頭に手が伸びてきたと思えば
髪の毛に指を絡ませ優しく撫でられるこの空間が
何処よりも居心地が良くて。
「お酒も、煙草も、、
私が知らないものを教えて欲しいの。
しょうが好きなもの私も好きでいたい」
頭の中で整理せずに出た言葉は
間違いなく私の本心だった
平『A……』
ずっと夢見てた。
ふたり並んで同じ家に帰って、帰り道にコンビニで一緒に買ったお酒を片手に色んな話に花を咲かせるの。
今日こんなことがあってね、って
他愛のない話をして笑い合いながら。
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みう(プロフ) - プー(名前)さん» コメントありがとうございます^^そのようなお言葉を頂けて光栄です(;;)至らない点がまだまだあると思いますが、これからもお付き合い頂けると嬉しいです! (2020年3月8日 23時) (レス) id: 3c79c161a1 (このIDを非表示/違反報告)
プー(名前)(プロフ) - しょうくんがなんでずっととか永遠の言葉が嫌いなのか気になってるし、最後は絶対2人が安心して付き合えてたらなって毎日毎日更新楽しみにしてます!! (2020年3月8日 19時) (レス) id: fd9a756067 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - ななかわさん» コメントありがとうございます^^ そのようなことを言って頂けて嬉しい限りです(;;) 神宮寺くんの今後も含めてこれからもお付き合い頂けると嬉しいです! (2020年3月4日 18時) (レス) id: 3c79c161a1 (このIDを非表示/違反報告)
ななかわ(プロフ) - 色々なキャラの思惑が蠢いてる(?)作品ですが、そんなのものともしないしょうくんのイケメン具合が好きです笑 じぐが何を考えているのか気になります! (2020年3月4日 11時) (レス) id: fe68b6cd78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みう | 作成日時:2020年1月11日 23時