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「綺麗…」
廉「うん、せやな」
キラキラ装飾された街の中に
ぽつんと佇む私
「こんなに綺麗だと、なんか寂しくなってくるね」
廉「ん？」
「私ってちっさい存在だなぁ、って」
それを聞いて
少し肩を窄めて笑っている廉を見上げると
下に向けられていた彼の瞳と
だんだん交じり合う
廉「でもさ。こんな小さい俺らでも、2人なら強くなれる気せえへん？」
廉「少なからず俺はそうやねんけど」
私たちって同じ気持ちなんだ。
それだけで幸せだって、そう思えるよ。
やっぱり言葉って口に出してみないと
分からないものだ。
「私、廉とならどんなことでも乗り越えていける気がする」
廉「絶対大丈夫、俺らなら」
一切揺らぎのない彼の姿に
吸い込まれていき
自然に唇と唇が重なり合う
「れん、」
廉の額がこつんと私のものとぶつかると
2人の白い息がいっぱいに広がり
満天の星空に消えていく
廉「寒いやろ？もう帰ろっか」
「…うん」
幸せな時間って終わりがあるからこそ
それは思い出として輝き続ける。
廉「A」
「何？」
廉のポケットに突っ込まれたままの手と
逆の手を捕まれ
反対側のポケットに誘われる
「なに、これ…」
廉「開けてみ？」
手の中に収まるような小さな箱
恐る恐るリボンを解いてあけてみる
「え？」
廉「ちょっと早いけど俺からのクリスマスプレゼント」
イルミネーションに照らされて
より一層輝きを増す
箱の中のピンキーリング
「ありがと、嬉しい。つけていい？」
廉「ん、俺がつけたる」
右手の小指にゆっくりはめられる
ピンキーリングって
つける指によって
意味が変わるんだって。
左手の小指は 「幸運を逃がさない」
右手の小指につける意味を、
彼は知っているのだろうか。
きっと計算高い彼だから気付いているはずだ。
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.
“ 変わらぬ想い ”
私の赤く染まった頬は
きっと寒さに負けたせいだと
無理矢理言い聞かせた。
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みう(プロフ) - みぃれん(?)さん» コメントありがとうございます^^何度も読み直して頂いてありがとうございます、そのようなお言葉を頂けて本当に嬉しいです。少々お時間頂くと思いますが是非続きも読んでいただけると幸いです^^ (2020年5月20日 17時) (
レス) id: 3c79c161a1 (このIDを非表示/違反報告)
みぃれん(?)(プロフ) - この作品が大好きで何度か読み直してる者です安定に甘くて切ない気持ちになる大好きな作品です！part2公開楽しみにしてます！ (2020年5月19日 22時) (レス) id: 06bd5b56c1 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - FMYさん» コメントありがとうございます^^現在お話に修正を加える為に非公開にしておりますが、準備が整い次第公開させて頂きますので、申し訳ございませんがもう少々お待ちください。xoxoのご愛読ありがとうございます^^ (2020年5月19日 21時) (レス) id: 3c79c161a1 (このIDを非表示/違反報告)
FMY(プロフ) - はじめまして。作品、夢中で拝読させていただきました。是非、続きが読みたいです。パスワードを入れなくても読める日は近々来ますか？楽しみに待ってますので、宜しくお願い致します。 (2020年5月19日 10時) (レス) id: 30adcd1cae (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - ちゃんりおさん» コメントありがとうございます^^占ツク初めての作品がxoxoだなんてとても嬉しいです；；応援してくださる方々の期待に応えられるよう精一杯頑張るのでこれからも是非よろしくお願いします！！ (2017年12月24日 20時) (レス) id: c2c8edc626 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みう
| 作成日時：2017年11月14日 19時
