xoxo ~ Ren.N ~

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「やっばい寝坊した！」







それは遡ること数分前。

前日中々寝付けなかったせいか、

優花がかけてくれた電話で

なんとか起きることができた。







焦りすぎてなんとも目覚めの悪い朝。







優「ちょ、とりあえず早く来て！まだ間に合うから！」


「ほんとごめん！」







もしも優花からの電話がなかったら…

考えるだけで怖くて震える。

初デートで遅刻は流石に恥だ。







「やばい急げ急げ」







急いで準備をして優花の家へ駆け出す







廉との待ち合わせ時間は10時。

急いだらどうにか約束の時間までには

間に合いそうだ。







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「優花！」


優「やっと来た！早くこれに着替えて！」







昨日ぐーじに選んでもらった服に着替えたら、

あとはメイクと髪の毛を巻いてもらうだけ。







「私優花いなかったら絶対遅刻してた」


優「まさか連絡した時まだ寝てるとは思わなかったよ」


「昨日全然寝れなくてさ」







そんなことを話しながら

私の顔は彼女の手によって

まるで別人かのように変わっていく







優「はい、あとは髪の毛だけ」


「ありがとう」







「そういえば…昨日家に帰る途中廉と岸に会ったよ」


優「え、あの2人一緒にいたの？」


「いや、違うんだけどね。
岸が廉のことぐーじの家まで連行してった」


優「ほんと仲良いよね」







そんな雑談をしていると

あっという間に準備が終わって

そろそろ約束の場所に

向かわなければいけない時間になる







「優花ほんとにありがと！」


優「行ってらっしゃい！」


「行ってきます！」







9時45分過ぎ。






夢中で急いで駆け出す。







家を出るときに優花に渡された

小さな瓶にはいった香水を握りしめ、

気合を入れた。








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